三尾川の光泉寺には、大きなイチョウの木があります。
空をかくすほど伸びやかに広がった枝にはたくさんの葉がついています。
春には笑顔をふりまくようにまぶしい新緑の葉を揺らし、秋には黄金色に色づいた葉を、はらはらと降らせます。
風に揺られるたびに、精霊のささやきが聞えてくるようです。
すべてのものには命が宿っていて、私たちのことをそっと見ているのかもしれません。
空に延びた太い枝の途中から乳房のようなコブが垂れ下がり、その姿にあやかって子供のできない人が願掛けすれば授かるとの噂が。
そこからこの銀杏の樹は、子授けイチョウと呼ばれるようになりました。 ―古座川パンフレットより―
(11月29日 撮影)
黄色の絨毯が敷き詰められ、風に舞う落ち葉も・・・
(11月27日 撮影)
乳房のようなコブが垂れ下がっています~